chocologue

365日チョコレートを食べています

エスコヤマ SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2020

f:id:oukakreuz:20210211230120j:image

毎年楽しみにしている小山さんの1年の作品発表会、チョコロジー。2019年は「緑から赤へ」というテーマで女性の一生を物語に見立てたストーリーの作品でした。

chocolate.oukakreuz.com

f:id:oukakreuz:20210211223136j:image

2020年のテーマは「ALIVE:生きるということ」。今年はコロナと絡めてくるんじゃないかな…と思っていたのでちょっと当たっていて嬉しい(笑)

人類が困難に立ち向かい、よりより形で次世代にバトンを渡していく。一人一人がやるべきことをやっていこう、というメッセージを表す作品だそうです。毎度思うけど小山さんにとってチョコレートは本当に絵とか文章と同じ「表現ツール」のひとつなんだなあ…。


f:id:oukakreuz:20210211223207j:image

f:id:oukakreuz:20210211223210j:image

No.1 本能-Instinct~からす山椒はちみつ~:スパイシーな山椒と、蜜蜂が生きるために集めた貴重な蜂蜜から生まれたショコラ。

No.2 知恵-Wisdom~牛蒡+苺~:焙煎された牛蒡と苺のショコラ。食べることが当たり前でなかった牛蒡を誰かが食べ始めて我々にバトンが渡ってきた、ということで「知恵」らしい。

 


f:id:oukakreuz:20210211223230j:image

f:id:oukakreuz:20210211223233j:image

No.3 神-God~テハテ~:テハテは古代メキシコの神の飲み物という意味。カカオは元々は神への捧げ物として使用されていたので、天変地異などがあった際にも飲まれていたのでは…ということで。メキシコ産のホワイトカカオとカカオの花を合わせたショコラ。

No.4 RITA-Altruistic~大和橘~:万葉集によると大和橘は良時代に、旅人の命を守るため都へ続く道に街路樹として植えられたらしい。今はその由来は忘れられているが、世の中に「人のために」という精神を復活させたい、という思いを込めて作られたショコラ。

…ということで今年はかなり小山さんの思いの強さを感じる作品だったなあ、と思います。ショコラとしては(いや全部ショコラなんですが)No.4が一番好きだった!果汁や果皮オイル、花と蜂蜜を全て使用しているそうでがつんと橘を感じる味だった。エスコヤマはこういう素材を活かす味のものが好きだなあ。No.3などはカカオそのままなのでおいしいけどストレートすぎてちょっと物足りなく感じた。

とはいえエスコヤマの変わった素材や調理法を楽しみたいのであれば他のボックスがたくさんあるし(個人的に好きなのは焦がし醤油や金胡麻、赤紫蘇などの変わり種と、がっつりスモーク効かせたやつ)チョコロジーはボンボン4粒で作る1つの作品を読む楽しさを重視しているので何が出てきても満足という境地なんですよね。。でも単体の味の楽しさも含めると近年では2018が一番好きかも。来年も楽しみです!

 

エスコヤマ2020の新作ボンボンショコラ

chocolate.oukakreuz.com

 

お菓子も美味しいよ 

chocolate.oukakreuz.com

chocolate.oukakreuz.com

chocolate.oukakreuz.com

chocolate.oukakreuz.com